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市民遺産「滝の焼餅」


 春日神社(徳島)は眉山
(びざん)東麓の大滝山、
寺町界隈の一角にある。

 眉山は徳島市の
景観を代表する山である。
市のシンボル的存在として
親しまれている。

 どの方向から眺めても
眉の姿に見えることから
その名が付いたといわれる。

 眉山麓は水が湧き出る
「眉山湧水群」で知られる。

 その湧水で作られた
のが菊の模様を付けて
平らに焼いた餅「滝の
焼餅」である。

 手づくりの製法と
素材へのこだわりで
「とくしま市民遺産」に
選定されている。

 春日神社近くの
大滝山麓の寺町界隈で
多く製造・販売されている。

 滝の焼餅は1585年
(天正13年)、蜂須賀家政が
徳島城築城の際、祝いに
献上されたといわれる。

 以来、藩主の御用菓子
として評判となり、今も
市民に愛されている。

 市民遺産「滝の焼餅」
  湧水と手づくり


 春日神社(徳島)・拝殿



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