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金剛界曼荼羅 


 7世紀半ば頃に大日教が
成立し、引き続き、7世紀
後半には「金剛頂教」が成立。
 
 金剛とはダイヤモンドの
ように堅固な智慧のことで
これによりあらゆる煩悩を
断ち切ろうと説く。

 大日教が方便(真実への
プロセス)を重視するのに
対し、真実の智慧のみを
対象とする。

 大日教の「胎蔵曼荼羅」と
同じように、金剛頂教には
「金剛界曼荼羅」がある。
(胎蔵曼荼羅は界が入らない)

 金剛界曼荼羅は中心部に
成身会という金剛頂教の教え
のハイライト「五相成身観」
という瞑想法を示す。
 (「わかる仏教史」宮元啓一著)

 金剛界曼荼羅は1461の
仏が描かれている。

 金剛頂教以来、密教は
金剛を中心概念とする。
そのため密教は「金剛乗」
とも呼ばれる。(同上)

 8世紀までにインドから
中国に伝わった密教が
9世紀初めには空海により
日本に伝わることになる。
 (「仏教入門」松尾鋼次著)


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