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中国への仏教伝来 


 仏教は中国へは北伝
仏教として、西暦紀元前後、
中央アジアからシルク
ロードを経て伝来する。

 北伝仏教は大乗仏教
中心ではあるが中国へは
当初のオリジナルの釈迦
の仏教も同時に伝わる。

 シルクロード開通により
一気に伝播することになる。

 一方、中国では既に
儒教や道家の大家・老子
と荘子の思想を合わせた
老荘思想が成立している。

 中華思想の強い中国が
他国の仏教の受け入れには
戸惑いがあった思われる。

 原典からではなく
中国人の漢語による偽経
(ぎきょう)が横行。

 般若経の「空」などの
概念を老荘思想の「無」で
理解しようとする
「格義仏教」も出現。

 4世紀後半になり
道安は格義仏教を批判。

 また、道安は翻訳家、
鳩摩羅什を招き、のちの
玄奘などと共に主要な教典が
漢訳されることになる。


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