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大乗仏教の教典 


 大乗仏教の教典は
日本でも周知の「般若心経」
など「お経」として知られる。

 詳細は専門書に譲るとして
ここではその主なもの5つ
のポイントを上げる。

1 般若(はんにゃ)経
 最も早く成立した大乗仏教経典。
空と般若波羅蜜を説く。6百巻の
「大般若経」など多数。「般若
心経」はそのエッセンス。

2 維摩(ゆいま)経
 般若経典の流れを引く
大乗仏教経典の一つ。
主人公の維摩を通して
在家信者の仏道を説く。

3 法華(ほけ)経
 初期大乗仏教経典の1つ。
大乗仏教の王者と言われる。
「妙法蓮華経」の略。
物語性のある比喩で説く。

4 観音(かんのん)経
 法華経に吸収され、その後
また独立という経緯を辿る。
人は皆、観音様と説く。
正しくは「観世音菩薩」。

5 華厳(けごん)経
 「大方広仏華厳経」の略。
大方広仏という宇宙仏を説く。
釈迦が悟りを開いた直後の
そのままの教典という。


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