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大乗仏教の特徴 


 大乗仏教とは何か?
大乗仏教と一口に言っても
教典が数多くあり難しい。

 また、ここは宗教論でも
信仰の実践の場でもない。

 しかし、大乗仏教という
からには共通した特徴もある。
その幾つかを上げる。

1 超越的仏による民衆の救済
 過去仏、未来仏だけでなく
無数の「現在仏」が活躍し
民衆の救済にあたる。

 現在仏は三千世界の
仏国土の教主として救済。
西方極楽世界の阿弥陀
如来はその一つである。

2 菩薩の大衆化
 悟りを目指す釈迦だけなく
菩提心による利他行の精神を
心がける者も「菩薩」となる。

 大乗仏教は「菩薩の仏教」
ともいわれる。出家・在家
を問わず功徳がある。

3 仏性による本覚思想
 誰もが仏になれる仏性
を持つ。皆、永遠の昔から仏
という「本覚思想」を展開。

 本来的に仏と変わらない
仏の胎、或いは、胎児という
「如来蔵思想」もある。


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