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釈迦の神格化 


 釈迦の遺骨・仏舎利を
納める仏塔の出現により
一般大衆においても仏塔は
高い関心を呼ぶようになる。

 釈迦はどんな人か?
仏塔の主人公への興味も増す。

 そんな土壌のなか
釈迦の一代記を賛美し
神格化する運動、いわば、
讃仏運動が展開される。

 釈迦の行跡を褒め
称える仏伝と呼ばれる
文芸作品も現れる。

 それはフィクションで
あるが、超人化した釈迦の
偉業、奇跡が並ぶ。

 釈迦は神がかった偉人
との伝承のなか、違和感
なく受け入れる下地もある。

 アシュヴァゴーシャの
「ブッダ・チャリタ」
(仏所行讃)という正規の
サンスクリット語の作品も登場。
 (宮本啓一著「わかる仏教史」)

 美しい詩で綴られ
宮廷詩としてインド文学
史上でも評価が高いという。(同上)

 釈迦の神格化は文学面からも
お墨付き(?)を得ながら
一般大衆に浸透してゆく。



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