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輪廻思想


 釈迦の時代、古代インド
では「輪廻思想」が
信じられていた。

 輪廻思想は天、人、
畜生、餓鬼、地獄の
五道輪廻として説かれる。

 生きとし生けるものは
自ら成した行為により
必ずこの5つの世界の
どこかに生まれ変わる。

 また、死に変わり
いつまでもグルグル回り
続けるというものである。

 その後、修羅を加えて
六道となり日本にも大きな
影響を与えることになる。

 老・病・死の苦に加えて
誰からも救ってもらえない
永遠に続く輪廻思想の苦
から脱却しなければならない。

 そのためには、悪行の
原因は心にあり、心の中に
ある悪い要素(煩悩)を
絶たねばならない。

 輪廻を停止させ、永遠に
変化しない絶対的な安穏を
得るために煩悩を絶つ。

 老・病・死の苦に
輪廻思想の苦、それを
断ち切る奥深さがある。



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